不足しやすい酵素はタンパク質分解酵素(Protease・プロテアーゼ)です。
上体肥満タイプでは、体脂肪は腹、胴の上部、背中という、上半身中心、とくにおなか周りにつきます。
下半身は細めで、腰幅に比べて肩幅が広く、どちらかというと逆三角形。
女性の場合は、胸が大きいのが特徴です。
若いときは筋肉質のがっちりタイプ。
でも、歳を重ね、運動量が減るにしたがい、サーロインのように筋肉の間に脂肪が入り込んでしまったという感じです。
ただ、上体肥満タイプは太ってもセルライトにはなりにくく、セルライトになるとすれば、歳をとってからで、その場合、下半身ではなく、背中や上腕などにつきます。
ダイエット のたびに、より早くリバウンドするようになるのもこのタイプ。
歩行不安定
リバウンド時には、下半身太りのタイプは脂肪がサドルバッグのように下半身につくのに対し、上体肥満タイプは上半身に脂肪がつきます。
ウエストは太くても、おへその下をつまんでみると皮下脂肪はあまりつまめません。
というのも、このタイプは主に内臓脂肪だから。
腹部断面の内臓脂肪の占める面積が100平方センチ相当(日本男性ではウエスト85センチ以上、女性では90センチ以上)になると腹部肥満とされます。
これは内臓脂肪が蓄積し、糖尿病や高血圧症を重複して発症するメタボリックシンドローム(代謝症候群)の診断基準になっています。
上体肥満タイプは、ストレスに順応し、無理がききます。
また、けがや手術などのストレスにも� �く、回復力が早く、何度繰り返してもめげません。
その反面、ストレス反応は多くの活性酸素の発生をうながします。
いったん体のバランスが崩れると、動脈硬化、心臓病、高血圧、血栓症、糖尿病、痛風、関節炎などの慢性病、生活習慣病に悩まされるようになります。
過形成肥満は何ですか
均等タイプと下半身太りタイプが毒素/老廃物をセルライトにため込んでしまうのに対し、上体肥満タイプは毒素/老廃物を筋肉や腸内にため込む傾向があります。
これにより、体の痛み、肩こり、ガス、腹部膨満感を経験します。
便が臭くなったり、腰痛にもなりやすいようです。
脂肪分を欲することから考えると、脂肪分解酵素リパーゼ不足から代謝がうまくいかず体に余分な脂肪をため込んでいるともいえますが、血液栄養分析で見る限り、上体肥満タイプのほとんどがタンパク質分解により多く問題を抱えています。
未消化タンパク質により血液はドロドロ。
尿酸結晶も多く観察することができます。
こうしたことを考慮すると、� ��体肥満タイプはタンパク質代謝が苦手で、プロテアーゼが不足していると思われます。
高タンパク・高脂肪が上体肥満タイプのお気に入り
タンパク質を中心になんでもよく食べる上体肥満タイプ。
定義の疲労
疲れたときは多少甘いものを欲することもありますが、なにか無性に食べたくなったときには、油っこいタンパク質食品を食べることによって満足感を得ます。
下半身太りタイプが糖質と脂肪が一緒になったジャンクフードや香辛料を多く使ったものを好んで食べるのに対し、上体肥満タイプはタンパク質と脂肪が一緒になった食品を好むわけです。
また、しょうゆをかけたり、塩をふったり、濃い味を好む傾向にあります。
副腎は脂肪と塩により刺激を受けるといいますから、上体肥満タイプが必要とするホルモン分泌をうながすには、肉、チーズ、ピーナツなどがピッタリなのでしょう。
あなたがタンパク質食品を好んで食べるのは、じつはそこに含� �れている脂肪に惹かれているのです。
また、食事と一緒にアルコール飲料(飲酒できない人はそのほかの飲み物)を必ず、最低一杯は飲んでいます。
上体肥満タイプの人はタンパク質を分解する酵素だけでなく、複合酵素をとるのがベストです。
タンパク質分解酵素が豊富な食品や酵素サプリメントをとっていくと、あなたの体調は如実によくなります。
菜食主義になるというような極端な食生活の変革をしなくても、脂肪の多い食品は自然とほしくなくなります。
血液はサラサラになり、体内の水分の抱え込みも改善されます。
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